理学療法士
近日公開予定
利用者様の笑顔です。
動くことが困難であったり、障害を持った状態で生活していくことは容易ではありません。頑張ることを強いられ、頑張り続けなくてはならない。“生きているのがつらい”これまでにも何回かこの言葉を聞くことがありました。
そんな方々と接するときにいつも思うことは、“どうしたら笑うかな?”ということです。
身体が楽になったら、痛みが軽減したら、出来なかった事が出来るようになったら、面白い話をしたら…等。そして笑ってくれた時、“また次も頑張るぞ!”と思います。
せめて私と接する時間を楽しいと感じてもらえたら嬉しいです。
今までは病院に勤務し、患者様を地域・社会へ送り出す側で働いていました。昔と違って、今は病院で受けることのできるリハビリテーション期間が短く、不安の残る状態で退院されるケースも少なくありません。また日常生活は行えるようになったものの、その状態を維持していくために満足したリハビリテーションを継続できる場所がない。そんな方々と接してくる中で“こんなところがあったらいいな”と思い描いていた場所がビーンズのような所でした。
送り出す側から迎え入れる側に代わった今、病院という枠の中で考えていた以上に多種多様なニーズに対応する必要があることを実感し、まだまだ学ぶべきことがたくさんあることに気づきました。改めてリハビリテーションとは何か?を考えさせられ、様々なことにチャレンジしていきたいと思わせてくれる場所です。
利用者様一人ひとりに“必要”を提供できること。欲求や要求にただ答えるのではなく、その方の健康状態、生活環境や背景、社会的立場などを考慮し、“生きがいのある生活”を送るために必要なことを提供していきたいと思っています。相手をよくわかっていなければ“必要”を見つけることはできません。“セラピストと利用者”である前に、まず“人と人”として接し、信頼関係を築いていきたいと思います。
近日公開予定
私はこの仕事を始めてから様々な人に出会い、たくさんのことを学ばせていただきました。ビーンズでは90歳を過ぎている方から「最近、足腰が弱ってきた。歳かな?」と聞かれたり、「私は80歳を過ぎるまで歳のことなんて考えたこともなかった」という方に出会ったり、何歳になっても今の自分に満足せず、向上心を持ち続けていらっしゃる方々が多いことに驚かされています。私にとっては新しい発見でした。これまで以上に“人”に興味を持ち、日々学ばせて頂きたいと思います。