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研究日誌BLOG

2017.10.31

お世話になりました。

人間とは成長しつづける事で、立ち向かい。立ちはだかる壁に向かい合う。

この事は病気や怪我への向かい合う姿勢と同じと考えている。

人間の成長とは様々な経験をし、再構築を繰り返し行っていくと考えている。

 

つきあい方次第でコントロールできる苦痛。

根源から取り除く治療。

 

方法は幾通りもあり、決定権を持つのは、自分次第なのだ。

そう!!

様々な治療法が溢れる今日。

 

あの鐘を鳴らすのはあなた!!!(笑)

 

私が年末に即興で和田アキコ様を頼ったのです。

口腔指導の発声の一環での事であった。

 

賛否両論あるかと思われる中、私は笑顔が見たかった。

ただそれだけ。

 

人は一人では生きれない。決してふさぎ込まないでほしい。

 

笑顔になれない日には思い出していただきたい。

 

あいうべ体操

 

...大きく開口。明るい挨拶。

...奥歯を噛み合わせ横に開口、表情筋をほぐし、良い笑顔。

...唇をとがらせ口輪筋へアプローチ。首まわりのスチレッチも忘れずに。

...舌をできるだけ出して、舌根から喉まわりへアプローチ。口腔内の血液循環、分泌物促進を意識して口腔内をマッサージ。ついでに唾液腺へのマッサージ。

 

愛を持つ者として・・・

OO合いをたくさん探してください。

話し合い。支え合い。助け合い。

 

共に継続していきましょう。全うしましょう。

自分が自分らしくあるために。


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2013.07.20

痛みの訴え

暑い日々が続き、皆様は身体の不調や痛みはありませんか?


重いやダルい状態が悪化してしまうと痛み=疼痛(とうつう)に変化すると考えられています。

痛みは客観的に評価することは難しく、治療する側にとっては痛みを改善する事は永遠のテーマです。



興味深い文献を見つけました。
今回は治療者目線で当てはまる事も下記①~⑩までにあるのでないでしょうか?


『難治性疼痛の患者を診察・治療する上での注意点』

 

  心因、精神的、ストレスといった言葉を使って説明しない

 

  機能的要因と器質的要因の関係性を把握する

 

  疼痛行動の評価と疼痛によって引き起こされる廃用及びQOLの低下、社会的損失を把握する

 

  うつ状態の評価を行う

 

  疼痛閾値が低下していないかの評価を行う。

 

  今まで治療および(事故の場合)加害者への怒りや不信を評価する

 

  疼痛により獲得したもの、避けているものを評価する

 

  患者のセルフコントロール能力、治療のモチベーションを評価する

 

  連携的チーム医療を実践する

 

  家族との関係を調べ、家族の理解、強力を得る

 

 

"心因性"や"精神的なもの"という言葉を安易に用いない

その痛みが現代の医学で説明がつかなかったとしても"心因性""精神的なもの"という言葉を安易に用いてはいけない。

 


この言葉は医療者への不審を抱かせるのみならず、患者自身が喪失感に陥り、やがて怒りや抑うつ、不安といった感情が転じる。

 


一度医療従事者が"心因性"と患者にレッテルを貼ってしまう事は患者周囲へのサポートシステムでさえ破壊させ、痛みを証明して欲しいとの希求から様々な医療機関を転々とするか、救急外来を頻回に受診するという負の循環に陥る。


 

たとえ、心因的要因が痛みを強く修飾している可能性があったとしても、いきなりそのことを指摘したところで痛みが軽減する訳ではない。

 

治療者は患者に対して訴える苦痛の程度に疑念を差し込まない態度を示し痛みがある事をまずは認める。

 


診療の過程の中で、患者の痛みを増強させている心理的な因子を表出するようになったのならば"痛みによって色々と落ち込んだりしておられるようですね"と、その感情を共感しつつ、診療の継続を保証し、精神科の紹介を勧めれば"治療者に見捨てられた"という感情を患者が抱くことなく精神科受診への導入がより円滑に行われる。


 

痛い.png

疼痛治療―心因性疼痛 がん研有明病院 緩和ケア 佐伯吉規 2011

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2013.06.01

夏を乗り越えよう!

皆さん   

関東も梅雨に入りましたね!

じめじめと暑い嫌な季節が始まりました。

 そして、梅雨が終われば本格的な夏が到来です。

もう残り時間は少ないですが、夏の暑さに負けない体力をつけましょう!

そこで、今回は有酸素運動とその後のケアについて書きます!

まずは、簡単に「体力」について説明しますね。

 体力は大きく分けると「行動体力」と「防衛体力」に分けることができます。

 夏の暑さや冬の寒さに耐えるための体力は防衛体力の向上が大切です。

 防衛体力は簡単に言うと様々なストレスに対する抵抗力のことです。

 私たち人間は普段から様々なストレスと戦っています。もちろんその一つに暑さや寒さなどの環境の変化も含まれます。

でも防衛体力ってどう鍛えたらいんでしょうね。

 皆様が1番取りかかりやすい方法は行動体力を鍛えることです! 行動体力が向上すると防衛体力も向上するからです。

 行動体力は言葉のままです!

 行動を起こすための筋力とそれを持続する為の持久力

また、それらをコントロールするための調整力のことです。

その中でも今回は持久力について、説明します。

持久力のトレーニングは大きく分けると5つの目的に分けることができます。

最大心拍数を100とした場合

*最大心拍数の簡便な算出方法は(220--年齢)です。

1:最大90−100%→上級アスリートの瞬発力向上

2:きつい80−90%→最大運動能力の向上

3:普通70−80%→有酸素運動向上

4:軽い60−7−%→脂肪燃焼効果

5:非常に軽い50−60%→運動不足の解消

 

僕は3番目に有酸素運動向上を目的にトレーニングをしております。

また、トレーニング後のケアでは、足首とんとん体操や毛管運動がおすすめです。僕自身もトレーニング後に試しましたが

翌日の疲労が全然違います。

皆さんもだまされたと思ってやってみて下さい!

 __.JPG

最後になりましたが、便利になりすぎた世の中運動不足の方

 

が大勢いると思います。

是非自分自身の身体にいいことをしていきましょう!

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2013.04.12

痛みはありますか?

皆さんこんにちは。

今は天候が変わりやすい時期です。寒暖の差が大きいので、体調管理には気をつけましょう。

 

今回は、痛みの程度を表す、「疼痛評価」について調べました。

 

一概に「痛み」といっても、痛みの大きさや感じ方の基準は人それぞれ違います。

しかし私たちは、「どれくらい、どのように痛いのか」を客観的に評価し、その改善に向けて

リハビリを行わなくてはなりません。そのための"ものさし"の様な判定項目がいくつかあります。

それを紹介したいと思います。

 

・視覚的評価スケール:VAS(Visual Analog Scale)

「0」を「痛みはない」状態、「100」を「これ以上の痛みはないくらい痛い(これまで経験した一番強い痛み)」状態として、現在の痛みが10cmの直線上のどの位置にあるかを示す方法です。診療の場で最も多く使われています。

 

 

・表情評価スケール:FRS(Face Rating Scale)

痛みの程度を、笑っている顔から泣いている顔の6段階の表情で表わし、現在感じている痛みがどの表情に近いかを選択する方法です。

 

 

・数値評価スケール:NRS(Numeric Rating Scale)

痛みを「0:痛みなし」から「10:これ以上ない痛み(これまで経験した一番強い痛み)」までの11段階に分け、痛みの程度を数字で選択する方法です。国際的に痛みの評価ツールとして合意されているスケールで、痛みの変化を調べるために用いられています。

 

 

・McGill(マクギル)痛み質問票:MPQ(McGill Pain Questionnaire)

1~20群に分類された78の単語と痛みの時間による変化、痛みの強さに関する質問で構成されています。1~10群は痛みの感覚的表現、11~15群は痛みの感情的表現、16群は痛みの評価的表現を示し、17~20群はその他、となっています。各群内の単語は疼痛の強度の弱い順に並べられて点数化され、全体を加算した合計点数で評価します。

 

 

ご自身の痛みの表現方法で、近いものはありましたか?

私たちも、皆さんの痛みを正確に知る上で活用できればと思います。そして、改善に向けたリハビリ

メニューを提供していきたいと思います。

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2013.03.29

アレルギー

皆さんこんにちは。

皆さんは花粉症ではないですか?

私は花粉症で、この時期はいつも大変な思いをしております。

花粉症は大きくまとめると、「アレルギー」です。

今回は、そのアレルギーについて調べてみました。

 

そもそもアレルギーとは?

アレルギーとは、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)に免疫を担当する細胞たちがが反応して、アレルゲンを体から除こうと、過剰な反応をしてしまうことです。本来は体にとって有害な物質を取り除く、大切な反応なのですが、その反応が過剰に出てしまうと、アレルゲンがもたらす症状以上に過剰反応による症状が強くなってしまい、日常生活に支障が出ます。

反応の程度は人によって異なります、そのアレルギーが何によって起こって、体のどの部分に症状が出るかで病名が変わってきます。

例えば、気管支でアレルギーの反応が出て、気管支が狭くなると、咳や呼吸音が大きくなるという症状が出れば、「気管支喘息」と呼びます。また、花粉でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみの症状があり、くしゃみで体内に入った花粉を体から出すと、「花粉症」と呼びます。

 

アレルギーのメカニズム

卵、ダニ、スギ花粉などのアレルゲンが体に入ってくると、これを排除しようと体が反応します。反応とは、アレルゲンを排除するために抗体を産生する働きを持つBリンパ球が、アレルゲンに反応するIgEという物質を作り、アレルゲンを除こうとすることです。しかし、Bリンパ球単独では、IgEを作ることはできません。そこでアレルゲンに反応するヘルパーTリンパ球という物質が血中にやってきて、Bリンパ球の働きを助けてくれます。助けをもらって、Bリンパ球はアレルゲンと闘うためのIgEを作ります。その結果、アレルゲンを体外へ排除します。

ヘルパーTリンパ球には、1型ヘルパーTリンパ球(Th1)と2型ヘルパーTリンパ球(Th2)の2種類があります。Bリンパ球のIgE作りを助けるのが「Th2」で、IgEの作りすぎを抑えるのを助けるのが「Th1」です。
本来はこの2つの働きはバランスよく行われるはずなのですが、アレルゲンが入ってきたことで過剰反応をしてしまうと、「Th2」の働きがとても強く、「Th1」の働きがとても弱くなってしまい、「Th1」と「Th2」のバランスが悪くなってしまいます。
「Th2」の働きによって、たくさんのIgEが作られ、IgEがヒスタミンなど作り出すために、アトピーの皮膚の湿疹や花粉症の目のかゆみ・くしゃみの様な症状が出ます。これが、アレルギーのメカニズムです。

 

主なアレルギーの症状

アレルギーの症状は実に様々です。主なものを挙げると次の様なものになります。

  • 皮膚 : 湿疹、じんましん
  • 口 : 口の周りの湿疹、唇の腫れ・発赤、舌の腫れ・発赤、ノドの唇の腫れ・発赤
  • 鼻 : 鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみ
  • 気管支 : 咳、喘鳴(ぜんめい:ゼイゼイ・ヒューヒュー・ゴロゴロという喉の違和感)、息苦しさ、呼吸が早くなる
  • 目 : 目のかゆみ・充血、眼脂(がんし:めやに)
  • 消化管 : 嘔気、嘔吐、下痢
  • 全身 : アナフィラキシー、血圧低下

 

以上がアレルギーの基礎知識となります。次回は、もう少しアレルギーに関して踏み込んで

みたいと思います。

     




 

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2013.01.18

低体温

皆さん、こんにちは。

 

先日の大雪は凄かったですね!!

くれぐれも外出の際には、道路の凍結等お気をつけください。

 

そんな寒い日が続く中、注意していただきたいことが、「低体温」

今回は、低体温について、調べてみました。

 

低体温とは

低体温は、諸々の原因により体温が35℃台以下に下がってしまう状態のことを言います。ちなみに、健康な方の基礎体温は約36.5℃と言われています。36.5℃では、各細胞の新陳代謝が活発で、免疫力が高く、病気をしにくい状態を保つことができる状態だと言われます。

低体温になると、血行も悪くなり、免疫力も低下し、疲労やアレルギー、生活習慣病、風邪などの感染症・病気や、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなると言われています。身近なところだと、更年期障害や、肌のくすみ・肩こり・頭痛・腰痛腹痛・不眠などの不快症状、自律神経失調症等も低体温症の症状だと言われております。また婦人科疾患(生理痛・不妊・子宮内膜症・子宮筋腫など)は低体温や冷えと関係があると言われています。

他にも、新陳代謝の不活化が起こり、体温が下がることにより基礎代謝が低下し、脂肪を燃焼しにくくなり、太りやすくなります。

さらに、癌細胞は、体温が35℃台だと、活発になるとの研究結果もあるようです。


また、風邪等のウイルスに感染すると、通常は体温を上げてウイルスを死滅させようとしますが、低体温では内臓の温度が上がりにくく抵抗力が弱まり、病気が治りにくくなる様です。

 

低体温の原因

低体温の原因は生活習慣にあると考えられます。特に、食生活の乱れや運動不足が低体温の主な原因です。

●食生活の乱れ

私たちは、食べ物に含まれる糖質からエネルギーや熱を作り、体温を保っています。体内で糖質をエネルギーに変える時に必要なのが、亜鉛・マグネシウム・鉄・セレン等のミネラルやビタミンです。

しかし、ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまいます。

最近は、加工精製食品の取りすぎの傾向により、脂肪・糖分の過剰摂取の反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。また無理なダイエットをすると、更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。これらの要因が低体温を引き起こす重要な因ととなります。
また、冬に夏の野菜や果物を食べると身体を冷やしてしまいます。夏の野菜は水分が多く、身体を冷やすからです。

 

●運動不足

運動不足になると、血液を送る筋力を刺激しない状態が続き、筋力が低下し、低体温の原因となります。

細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。

 

●冷暖房などが整っている住環境

体の体温を調節する機能が鈍くなることが低体温の原因だと考えられます。

 

●過度のストレスによる血行不良・自律神経の乱れ

最近では、過度のストレスがかかることで血行不良が起こることがあり、これも低体温の原因としてあげられます。

 

●自律神経の乱れ

ホルモンバランスが乱れることで、自律神経が乱れてしまい、体温をコントロールすることができなくなります。特に女性は妊娠・出産、更年期、過度のストレスなどによって、ホルモンバランスが崩れることがあるので、気をつけてましょう。

 

●便秘

便秘になるということは、腸内でぜん動運動が行なわれていないということであり、基礎代謝も低くなります。

基礎代謝が低くなることが、冷え性や低体温の原因とも考えられます。腸内の働きを良くし、便秘を改善することが低体温改善にもつながると考えられます。

 

では、基礎体温を高くする方法は何なのでしょうか?

次からは、低体温改善方法を挙げてみたいと思います。

 

低体温の改善

●食生活の改善

冷たいものや甘いものの過剰摂取を避けましょう。

糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにしましょう。

また蛋白質をしっかり摂取することも重要です。筋肉のもとである蛋白質を摂ると、筋肉量が増え、熱を作り出します。

さらに、バランスのとれた食事で亜鉛などのミネラルやビタミン補給が重要です。

低体温改善に必要不可欠な栄養素は、亜鉛・鉄・セレンなどのミネラルと、ビタミンB1・B2などのビタミンです。

亜鉛などのミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え・生理不順・低体温を改善します。

加えて、温かい飲み物をしっかり摂取し、過度なダイエットを避けましょう。


●運動の習慣化

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。ウォーキングやスクワット・スロートレーニングなどがオススメです。

他にも、湯船にしっかり浸かったり、寒さにあたり交感神経を高め血管収縮のトレーニングを行ったりも効果的だそうです。

以上のことを実践し、これからの寒い時期を乗り越えましょう!!

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2012.09.28

骨粗鬆症について

前回は、骨の仕組みと役割について説明させていただきました。

今回は骨粗鬆症について説明させていただきます。

骨粗鬆症とは

a)病態

 骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。古くは古代エジプト文明時代からある病気ですが、近年寿命が延び高齢者人口が増えてきたため特に問題になってきています。

 日本では、約1000万人の患者さんがいると言われており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増える傾向にあります。
骨の構造から見ると、皮質骨よりも海綿骨で骨の量の減少が明らかです。海綿骨の量が減ると、複雑にからみあったジャングルジムのような網目構造がくずれて、あちこちでジャングルジムの「棒」(骨梁:こつりょうといいます)がなくなっていくので、骨が弱くなります。

骨が弱くなると、ちょっとしたことで骨折しやすくなります。骨粗鬆症が問題になる理由を挙げると、次のようになります。

1)高齢者の寝たきりの原因のうち約1020%が「骨折」と言われています。中でも「大腿骨(だいたいこつ)」という太ももの骨の骨折が問題となります。つまり骨折をきっかけに寝込んでしまうと、骨折が治った後も自力で歩くことが困難になってしまいます。

2)背骨が圧迫されてつぶれていく(圧迫骨折といいます)と、背中が丸くなり内臓が圧迫されるため消化不良や便秘になったり、食べ物が食道を逆流しやすくなり胸焼けがしたりします。

3)背中や腰などに骨折に伴う痛みが出てくることで、日常生活での動作が制限され、行動範囲も狭まってしまいます。

b)骨粗鬆症の分類

 原因によって以下のように分類されます。

 原発性骨粗鬆症とは閉経や加齢にいろいろな原因が重なって起こる最も多くみられる骨粗鬆症で、続発性骨粗鬆症とは特定の病気や薬剤によって起こる骨粗鬆症です。

原発性

骨粗鬆症

退行期骨粗鬆症

閉経後骨粗鬆症 ※1

老人性骨粗鬆症 ※2

特発性骨粗鬆症

妊娠後骨粗鬆症

若年性骨粗鬆症

続発性

骨粗鬆症

内分泌性骨粗鬆症

甲状腺機能亢進症

性腺機能不全

クッシング病

糖尿病         など

栄養性骨粗鬆症

壊血病

胃切除

慢性腎疾患       など

薬物性骨粗鬆症

ステロイド薬(プレドニンなど)

抗凝固薬(ヘパリン・ワーファリンなど)

不動性骨粗鬆症

安静臥床

宇宙飛行        など

先天性骨粗鬆症

骨形成不全症

マルファン症候群    など

閉経後骨粗鬆症(Ⅰ型骨粗鬆症) ※1

 このタイプは骨粗鬆症のなかで最も頻度が高く、卵巣機能が停止した5175歳の女性に発症します。骨量の喪失は、実際には閉経より何年も前から始まっており周閉経期(閉経の直前の時期)に急増し、女性の約30%は閉経後に骨粗鬆症を呈します。エストロゲン分泌の停止は、インターロイキン6やサイトカイン(免疫作用・抗腫瘍作用・抗ウィルス作用などを示すたんぱく質の総称)の減少を招き、それによって破骨細胞の動員と活性化が亢進します。加えて、骨は副甲状腺ホルモンの骨吸収刺激による影響を受けやすくなる。結果として、椎骨や大腿骨近位部を構成する海綿骨の吸収が亢進し、それによって骨折のリスクが増加する。いうまでもなく、閉経後骨粗鬆症は女性のみに起こるが、男性でも高齢になればテストステロン欠乏による骨吸収亢進が生じることはあいえます。

老人性骨粗鬆症(Ⅱ型骨粗鬆症) ※2

 70歳以降に発症し、女性の方が頻度は高いといわれていますが、男女差がないともいわれています。皮質骨(特に大腿骨頚部・橈骨・骨盤)もやがておかされ骨粗鬆症性骨折の約80%はこうした時期に発生します。この時期にもなると、骨粗鬆症のⅠ型とⅡ型の区別に実際的な意義はほとんどありません。

c)骨が減るメカニズム

 骨は破壊と新生を繰り返す「リモデリング」という新陳代謝によって絶えず新しく生まれ変わっています。リモデリングは海綿骨で特に活発に行われており、そのときリモデリングに関わる「破骨細胞」と「骨芽細胞」のそれぞれどちらの働きがより活発になるかによって、骨が減る方向に進むか、増える方向に進むかが決まります。

1)高代謝回転・・破骨細胞の活性が亢進しているが、骨芽細胞の活性は亢進していない場合

2)低代謝回転・・破骨細胞の活性は正常であるが、骨芽細胞の活性が抑制されている場合

3)骨萎縮・・・・破骨細胞と骨芽細胞の活性がいずれも抑制されている場合

d)骨折の特徴

若い人ではまず考えられないような、タンスにぶつかった・つまづいて転んだなどといった、ちょっとした原因で骨折がおきます。また骨折する部位にも特徴があります。

脊椎圧迫骨折

(背骨の骨折)

転倒によって起こることもあるが、咳をしたり物を持ち上げたり屈んだり振り向いたりした際に自然に生じる。胸椎中央部(Th7-8)と胸腰椎境界部(Th12-L1)に生じることが多い。

橈骨遠位端骨折

(手首の骨折)

75歳未満の患者にもっとも多い骨折が橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)で、主に閉経前後の女性に発生する。

上腕骨近位端骨折

(腕の付け根の骨折)

転倒によって生じることが多い。骨粗鬆症患者の骨折の約5%を占める。

大腿骨近位部骨折

(太腿の付け根の骨折)

90%以上は転倒が原因で、骨折のタイプは転倒の方向と倒れ方、衝撃に対する神経筋反応や防御反応など、いくつかの要因に左右される。ほとんどの例で外科的介入が必要となり、また運動障害が残ることも多い。

e)診断

効果的な治療を行うためには、早期に正しい診断をくだすことが不可欠である。リスクファクターがすでに存在する場合は特に骨の状態に関する信頼性の高い情報を得ることが極めて重要となります。

単純x線写真

早期診断には向いていないが骨折や圧迫変形の既往を明らかにする目的では非常に有用である。脊椎の側面像で、透過性が亢進したり、横方向の骨梁吸収され縦方向の骨梁が目立つようになると骨粗鬆症の存在を示唆する。

DXA

(二重エネルギーx線吸収法)

単純x線撮影より被曝線量は少なく、腰椎および大腿骨近位部という骨粗鬆症と骨折をもっとも生じやすい部位を測定できる。

MD

(マイクロデンシメトリー)

手のx線写真をコンピュータ解析して骨密度を決定する。

QCT

(定量的コンピュータ断層撮影法)

CT装置を使用。皮質骨・海綿骨を分離して測定したり、g/㎤の単位で骨の実際の体積密度を算出することが可能。臨床研究では、椎体骨折リスクの評価にQCTが利用されている。

QUS

(定量的超音波法)

X線を浴びないため、小児や妊婦でも測定可能。集団検診などで踵の骨密度を測定する際に使われている。

その他、問診や尿検査・血液検査なども有用。

現時点での骨量はどれだけあるか?

現時点での骨量喪失の速度はどのくらいか?

物理的な損傷(骨折や関節症)がすでに生じているかどうか?

変化は可逆性のものかどうか?

などの情報を得ることが大切とされています。

次回は③骨粗鬆症の予防について説明していきたいと思います。

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2012.08.31

オノマトペ

皆さんこんにちは。

 
今回は、いつもの肩関節シリーズではなく、違うものについて
焦点を当てたいと思います。

皆さん、他人に何か物を伝えようとするときに、なかなか思うように 伝わらないといったご経験ありませんか?
私はよくあります。運動指導時に関わらず、普段の会話の中でも、自分の思いが伝わらない事で悩んだりすることが多いです。

その際に、助けになる方法として、「オノマトペ」というものがあります。

皆さん、オノマトペはご存知ですか?

オノマトペとは、フランス語に語源を持ち、「擬音語」「擬態語」という意味の言葉です。
もう少し細かく言うと、
「擬音語」...実際の音を真似て言葉とした語
「擬態語」...視覚、触覚など聴覚以外の感覚印象を言葉に表した語

として定義されています。

ちなみに、運動・スポーツの分野で使用される擬音語・擬態語を「スポーツオノマトペ」と呼びます。
皆さん、先のオリンピック等でも記憶に新しいと思いますが、投てき後の雄叫びや卓球のポイント後の「サー」、相手に勝利した後の「よっしゃー」などは全てスポーツオノマトペということになります。

今回は運動指導におけるオノマトペに焦点を当てて行きたいと思います。

某有名野球監督が良くオノマトペを使っているところを目にしたことがあると思います。
「脚を"スッ"と出して、身体を"グッ"と捻って、バットに"バシッ"と当てる」
のようなものです。
こういった指導のプラス面は、言葉では言い表せない微妙なイメージや感覚を伝えることに適していることです。これが、指導を受ける側にとって、微妙な行動の調整に役に立ちます。

特に、競技特性を良く理解されている方に対しては分りやすい表現の時もあると思います。実際、オノマトペを使うことで、指導者と選手のコミュニケーションが良くなったり、指導内容を理解しやすくなる等の研究結果も出ているようです。

 
反対にマイナス面としては、正確な意図が分かりにくい事です。野球をしたことが無い人に上のような指導をしたら、何が何だか全くわからないと思います。もし、自分が初心者だとして、こんな風に指導されたらと思うと、少し腹立たしくなるかもしれません。

自分と相手との知識・技量の差使用するオノマトペが適切(共通の認識である)か等を踏まえ適切に使用すれば、相手に自分の意図が伝わりにくいと感じている方や、上手くコミュニケーションを取る事の助けになるかもしれません。あまり乱用しすぎない様に気をつけながら、活用してみましょう!

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2012.06.08

肩甲帯 ~上腕骨~

皆さんこんにちわ。今回は肩甲帯シリーズ第4回です。テーマは「上腕骨」です!

 

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前回の鎖骨と同じように、指で触れることができ、身近に感じることができる骨だと思います。

 

ヒトの上腕骨は、左右の上腕(肩から肘にかけての間)に1つずつ存在し、上腕の構造を支持し、近位端(肩に近い部分)上腕骨頭と言う半球状の構造です。遠位端(肘に近い部分)には上腕骨滑車上腕骨小頭を持ち、鼓(つづみ)のような構造を形成する。両端で太く中央でやや細い形状をしています。上腕骨頭の前面の外側には、2個の隆起があり、口蓋側のものを大結節、前内側のものを小結節といいます。両結節の下部はともに下方へ細長く延び出して、それぞれ大結節稜および小結節稜というふくらみを作っています。

上腕骨頭肩甲骨と関節をなし、肩関節を形成します上腕骨滑車尺骨の滑車切痕に包まれるように関節をなし腕尺関節(肘関節の一部)を形成します。ちなみにお隣の橈骨とは上腕骨小頭が橈骨頭と腕橈関節(肘関節の一部)を形成します。

 

上腕骨には、

肩甲上腕関節を動かす為の筋・・・棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・円回内筋・など

肘関節を動かす為の筋・・・上腕筋・上腕三頭筋など

手首や指を動かす為の筋・・・浅指屈筋・尺側手根屈筋伸筋・総指伸筋・小指伸筋・長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋など

様々な動きの為の筋が付着しており、上肢を正常に働かせる為に重要な役割を担っています。

 

このように、上腕骨は肩甲骨・鎖骨と共に肩甲帯の主要な構成要素です。頭上のものを取るという行動一つ取っても、上腕骨・肩甲骨・鎖骨などが連動して動くことによってなしえる行動です。日常ちょっとした動きでも沢山の部位が働いているということを意識してみると面白いですよ!

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2012.04.27

肩甲帯 ~鎖骨~

皆さんこんにちは。

今回は肩関節シリーズ第3回目、「鎖骨」です。


指でも触れ、身近な骨ですが、機能面はあまり知らないと言う方は多いのではないでしょうか?
しかし、実は鎖骨の動きは人間にとって大切な働きをしています。今回はそんな鎖骨に焦点を絞ってみたいと思います。

鎖骨は内側で胸骨(胸鎖関節)、外側で肩甲骨(肩鎖関節)とで関節を作り、肩甲骨と上肢の運動機能を補助しています。四肢の骨と異なり、運動範囲は小さいのですが、様々な運動を担っています。

                 では、鎖骨の動きとはどういったものなのでしょうか?
 
まずは安静中間位を0度とした場合、胸鎖関節を支点にして頭側に10cm程(挙上)足側に3cm程(下垂)可動します。また水平方向には前方に10cm程、後方に3cm程可動します。さらに30度の回施運動を行います。これらの動きによって、上肢のスムーズな運動に関与しています。

また鎖骨の形状は、前後方向ではほとんど弯曲はありませんが、上下方向からみるとS字状の形状をしています。これは、軸方向の圧迫に抵抗することができる形状となっています。前後方向の動きのうち、前方への動きは肋鎖靭帯と後方靭帯で制動され、後方への動きは肋鎖靭帯と前方靭帯で制動されています。


鎖骨は、肩関節の運動の伝達軸として、体幹・肩甲骨と関節を形成して肩全体のスムーズな運動に関与しています。例えば、鎖骨骨折が起こると肩甲帯・肩関節全体の運動が不可能となってしまい、著しい機能障害が起こってしまいます。
 
ちなみに、肩関節は股関節同様に球関節ですが、小さな関節窩に巨大な上腕骨頭が相対しており、生体内で最も可動域の大きな関節です。肩の可動性は肩甲上腕関節のみではなく、可動域が大きくなるにつれて鎖骨や肩甲骨、体幹の間の運動が加わって大きな運動が可能となります。

また、鎖骨は動きだけではなく、肩甲骨を介して上肢(腕)を体幹に繋ぎとめることや、神経・血管などの循環器系の鎧のような役割もしています。
 
 
このように鎖骨は地味ながらも人体の、特に上肢の動きに重要な役割を果たしています。これを機会に、鎖骨の重要性を再確認していただければと思います。 
 

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